暑い季節対策


梅雨のジメジメがそろそろ終わりそうかな? この季節が終わると暑い暑い夏がやってきます。ノル歩には、ちょっとつらい季節かな?

こういった暑い季節に運動をすると、汗でウエアーがビショビショになることがあると思います。これ、着ているウエアーの素材によっては動きにくくなったり、汗が乾かず濡れたウエアーを着続けることにより風邪をひいたりしてしまいます。

で最近は、ご存知の方もたくさんいらっしゃる「吸汗速乾素材」を使い、着心地と清涼感と動きやすさを謳った衣料品が衣料店によく並んでいます。では、この「吸汗速乾素材」を使った衣料の仕組みってどういうことか?「初めて聞いた〜」という方向けに、簡単に書いてみたいと思います。


この素材を使ったウエアーの効果は、読んで字のごとくです。汗をよく吸い、すぐに乾く。ということですね。ウエアーの繊維に綿を使わずに、主にポリエステルの繊維を使います。ポリエステル繊維は吸水性が無く、汗などの水分を繊維の束が毛細管現象の様に吸い上げていきます。そして吸い上げられた水分は次々と乾いていく…。これが綿の繊維だと、繊維自体が水分を吸収してしまい水分を放散することが無く、ウエアーはなかなか乾かないということになります。

汗を吸い上げる効果が強いということは、肌ににじんだ汗を吸い取ってくれますので肌にベトベト感が少なくなります。そして速乾性のおかげで、ウエアーはつねに乾燥していてサラサラ感が出るということですね。ベトベト感が無くウエアーがサラサラしていれば、ウエアーが体にまとわりつくことが無く、結果身体を動かしやすくなります。

そして汗をぐんぐん吸い上げその汗がドンドン乾いていくと、汗が乾くときの気化熱で少し温度が下がります。身近な現象で書くと、霧吹きを肌に吹いたときに涼しく感じますよね。これと同じことです。また、先のサラサラ感が清涼感をも出すこともあります。

これがこの季節になると出てくる、「吸汗速乾ウエアー」なるものです。商品によっては、「冷感素材」と謳っているものもあります。

ところで先ほど、主にポリエステル繊維を使った…と書きましたが、これが実は曲者なんです。日本の法律での表示義務は、繊維の素材の表示ですから「ポリエステル」と表示されることに何ら問題はありません。しかし、各メーカーはこのポリエステル繊維の形状に色々な工夫をしています。例えば、繊維の断面が通常の丸型ではなく十字型にしたりとか、繊維の編み方に工夫があるとか…です。そして、繊維はポリエステルだけでなくナイロンなどを使ったものもあるようです。

よくウエアについているタグに、「Tactel」とか「Cool MAX」や「ダクロン」とか書いてありますよね。それがその普通ではない繊維を使ったものです。

そして、こういったウエアーを着ることにより運動時だけでなく汗ばむ季節を快適に過ごせる場合も多くなると思います。もし、いままでこういった商品をご存じなかったのであれば、一度使ってみられるのはいかがでしょうか?スポーツ量販店などで、Tシャツならかなりリーズナブルな価格で販売されているものもあります。一度手ごろなものを使ってみて、体感してみてください。



冷感効果以外にもUV効果もあるアームカバー

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