1年越しの「茶畑の道」

「京都和束、お茶の道」この企画、実は昨年のもの。しかし昨年は見事に雨で中止。そして今年・・・。5月20日 前日からの天気予報があまりよくはありませんでしたが、なんとか天気は持ちこたえそう。1年越しの実現です。歩いた後に、皆さんに新茶を味わっていただければと企画いたしました。

天気が心配にもかかわらず約20名もの方がエントリー。常連の方、1年ぶりの方、みなさん集合場所のJR加茂駅駅には笑顔で来られました。そして、名前は知らずとも知ったお顔の方々、「久しぶり〜」と和気藹々です。これは、中学生の体操服のように名前を書いたゼッケンを付、お互いにお名前を覚えていただかないといけませんね〜。

準備体操を済ませ、すぐ近くの「山城国分寺跡恭仁京址」を目指します。といっても、30分も掛からずに着くんですけどね。予想通り、20数分で到着。少し早いですが、ここで昼食です。というのも、この後昼食を取れるような場所がないこと。また途中トイレが無いことがその理由。

気持ちのいい風に吹かれ、思い思いの場所でお昼ご飯を取ります。

そして12時過ぎ、リスタート!

ここからは、和束の「茶カフェ」まで約6キロ先を目指します。その間の集落や茶畑は、とても目に優しい風景が続きます。まずは、「井出野用水路」。田んぼと集落の中を通るこの用水路は、とても鎌倉時代に出来たものとは思えないほど、現代に溶け込んでいます。そして、「海住山寺(かいじゅうせんじ)」は今回はパス。国宝の五重塔や京都一番の山桃の木があるとても静かな山寺ですが、アプローチの急坂はこの後のウォーキングに影響が出ること間違いなし!なので、今回はスルーさせていただきました。

ルートでは、「ストイック組」と「おしゃべり組」とはっきりと別れ(^^)道を進めます。「ストイック組」は何故か登りになるとペースが上がります(^^; 途中、「草イチゴ」を味わったり「たらの木」をおいしそうに眺めたりと、またホトトギスや鶯の声を聞きながら、のどかな茶畑の中を進みます。



そして、「和束茶カフェ」へ到着。ここで少しお土産タイムをかねての休憩です。

到着したときに駐車場に止まった車の中から、TVカメラを持った人たちが出てきました。そのスタッフの一人が、私に声をかけてきます。
「ハイキングですか?」
「いえ、ノルディックウォーキングです」
「最近流行ってますね」
「今日は何の取材ですか?」
「ここは日本茶だけでなく紅茶を扱ってます。その取材です。皆さんにインタビューさせてもらってもいいですか?」
「OK!みなさんよろしくね」
KBSの取材だったようです。今月中の木曜日の5時ごろの番組で放送されるようです。カットされてませんように(^^)



その間、駐車場で待っていたワタクシAに茶畑の農家さんが話しかけてきました。少し仲良くなったで、茶畑を見てきた疑問をぶつけてみます。
「あの黒いカバーは何のためですか?」
「あれは、発育を調整し収穫次期をコントロールしたり、カバーをかけることにより葉緑素が増したり、タンニンを減らし渋みの少ないお茶を作るため」だそう。さらに、
「カバーをかぶせて14日以内に収穫した茶葉は煎茶になり、それ以上のものは「かぶせ茶」となる。また棚のカバーをかぶせたものは「玉露」となる」と教えていただきました。

その他、裏話を色々とお聞きし、農家さんはお仕事へ。貴重なお話ありがとうございました。

インタビューも一通り終わったようで、カットされなきゃいいけどと笑いながら、最終ゴール地点へ向かいます。おっと、その前に情報が一つ。ある参加者が、この近辺では「砂金」が取れることを教えてくれました。しかし、皆興味はなく?(ほんまですか?)最終ゴールへと向かいます。

この、最終ゴールまでの2キロは、あまり面白い道でもなく、あっという間に到着。クールダウンを済ませ、次のバスまでは1時時間もあることから、皆さん「抹茶ソフト」へ!そして隣のカフェでお茶を楽しむ方などでにぎやかに。すると、空から雨がポツポツと。いいタイミング?皆さんのパワーに、雨も負けた一日となりました!