山の辺の道 黒塚から天理のコース

以前にガイドブック作成で山の辺の道を桜井から黒塚までをノル歩、後半も・・・・・と、1年半前のメンバーで再び、山の辺の道へとチャレンジ!

スタートは柳本駅から。
古代史講師の高橋さんのレクチャーを受けながら歩く。


黒塚古墳

この山の辺の道には多くの古墳が存在する。
卑弥呼の墓との説もある箸墓古墳を筆頭に、前期から後期のいろんな形・サイズのものがひしめき合うように隣接している。
宮内庁が皇族のものと決めたものとそうでないものと、その保存の扱い方が全く違う。

北のルートは、意外とフラットで歩きやすい。
景色も良く、眺めも良い。
(花などで有名な長岳寺は拝観時間が足りなくてスルーしてます)

田園の中、ノル歩するとホンマに気持ちいい♪
こうやって写真を撮るのも楽しい。

道中にはいろんな草花に出会える。


ミゾソバ


ムラサキシキブ

道は案内標識があるのでまず迷うことはない。
時折、集落の中を抜けたりする。


メインは田園道になる。

しかも時期が良かったのだろう、稲穂の黄金色とコスモスが楽しめた。

この場所は休憩ポイントになっていて、コスモスの向こうには二上山が見えている。

そして、この場所の山手には稲穂と手白香皇女衾田陵(画面の左側)だ。

しばらく歩くと中山大塚古墳。ここには大和神社御旅所がある。
大和神社境外摂社 御旅所坐神社(大和稚宮神社)とのこと。

つまり、ここを御旅所として大和神社四月一日のチャンチャン祭には数百メートルもの列をつくって神輿が渡御する。大和神社はあの戦艦大和の守護神とされていたのでも有名。しかも御祭神が日本大国魂大神(やまとおおくにたまのおおかみ)、つまり大地主大神(おおとこぬしのおおかみ)であり、出雲との関わりも伺える。ちなみに桜井市に出雲という地名もある。出雲の発祥はどこか?古代史の事実は決してわからないのだが、いろんな想像ができる楽しみがある。

古代の謎を思い巡らせながら山の辺の道をノル歩するのは面白い。
次に下池古墳へ。この古墳は宮内庁の管轄でないだけに、自由に立ち入れるようだ。

ここからの眺めがとても気持ち良い♪

二上山から大和三山まで見渡せる!
古墳を作った当時は、もっと空気が澄んでいて景色もクリアで、山々がはっきり見えていたのだろう。こういった小高いところが盆地にはないだけに、古墳って盆地にできた丘だったのだろうなぁ。

手白香皇女衾田陵へと柿畑の道を歩く。
奈良は柿の栽培が盛んだ。
道のそこかしこと柿の木がある。

御陵は宮内庁管轄。
なので鳥居と門が設置され、それ以上立ち入ることはできない。
さらに、手入れされていてとても綺麗だ。
この御陵は少し小高いところに位置している。

レクチャーを受けるメンバーの向こうには奈良盆地が広がっている。
御陵への道の途中から、先程の休憩所を見下ろしてみた。

田園風景がとても心を和ませてくれる。
この辺りでは田んぼの真ん中にポコッと丘がある。
その丘は大抵か古墳だったり陪塚だったりするのだ。


波多子古墳

この辺りは大和古墳群である。大小様々な古墳が密集して点在している。
Google Mapなどの航空写真で見てみるとわかりやすいかも・・・・・(^_^;)

古墳について、古代史について高橋さんに質問したりしながら田園道を歩くメンバー。
まさに探見ウォークやね(*^▽^*)

そんな道中で猫にちょくちょく遭遇する。
写真の猫は、突然、ニャーと道に現れてしばらく後をついて来ていた。
近づくと逃げちゃうけど、歩くとついてくる( ̄ー ̄)
あまりにカワイイので記念写真です。

夜都伎神社へ到着。ここから石上神宮(いそのかみじんぐう)へ向かう。


柿の実と二上山

山の辺の道には無人野菜販売をしているところがある。

季節の農産物をとても安く販売している・・・主婦には魅力的だ(ノ⌒∇)ノ♪

途中でお買い物しちゃうと、道中の荷物が重くなって歩くのが辛くなりそうだ。
行かれる方、注意しながら買いましょうね〜(;´∀`)

ほとんど巡り合わなかった林道っぽい道をちょっとだけ歩くと、その先に最終目的地の石上神宮

この神社も最古の神社の一つで、第10代崇神天皇7年に祀られた。
この境内になぜか鶏が放し飼いされている!(@_@;)
しかもどれもこれも凶暴そう・・・・・な目つき。
さらに頭上にも!

木に止まる鶏!( ̄△ ̄;)エッ・・?
鶏と神社・・・・・この関係は謎だ(笑)

帰路へ天理駅に向かう。
初めて天理の町を歩いたのだが、天理大学の校舎にビックリ!さらに、構内の謎の二連煙突!これはなぜ大学にあるの?・・・・そんな宗教都市の不思議な光景に圧倒されてしまった(^_^;)


この山の辺の道のツアーが11月26日に予定されています。

毎日新聞旅行
ノルディックウオーキング体験 山の辺の道ウォーキング

ご興味もたれた方はぜひ、ツアーで訪れてみてはいかがですか?

writer:若ボン