古墳と彼岸花の道をノル歩

9月25日(火) 明日香村から高取町をノル歩するイベントを開催しました!
朝から天気もよく、まさにノルディックウォーキング日和!なんて喜んでたら、あっという間に気温が上がって・・・・・夏日に (^^;
でも汗がほとばしるように出ることもなく、さすが9月の風に暑くても苦にならない!そんな一日でした。

飛鳥駅前に集合。17人の参加者と古代史講師の高橋氏と3人のスタッフが揃い、簡単なウォーキングアップをしスタート!

明日香の秋の景色のなかをノル歩するのはなんて気持ちいいんやろ〜と写真担当の若ボンはフレームからの景色にシャッターを切ってました。

最初に吉備姫王墓。


高橋氏の話を聞きながら、それぞれがへぇ〜そうなんやと猿石を代わる代わる見てました。見た目に確かに猿・・・・・不思議な石物です。明日香にはこんな不思議なものがたくさんあるのです。


この近くには欽明天皇陵もあるけど、今回は「あそこにあるよ」と簡単な説明で終わり。その代わり、予定にはなかったポイント「鬼の雪隠」と「鬼の俎」へ向かうことに。

その道中の周りには彼岸花が!
この田園風景が明日香らしいです。

道中では、高橋氏の解説もあり、ゆっくりと知的にノルディックウォーキングするみんなをより楽しくさせてくれているような風景です・・・・(^^)/

鬼の俎でも高橋氏の話がみんなの興味をそそっていました。

「鬼の俎」と「鬼の雪隠」を見て、飛鳥歴史公園へ。
公園に入って、すぐにみんなを喜ばせたのは、白い彼岸花

赤と白のコントラストの違いがとても印象的(^o^)

飛鳥歴史公園では、まず中尾山古墳へ。

中尾山古墳は別名「中尾石墓」と呼ばれる終末期古墳です。昭和49年に環境整備事業の一環として本格的な発掘調査が実施されました。
調査の結果、墳丘は対辺長約30mの三段築成の八角形墳であることが明らかとなりました。被葬者については中尾山古墳の立地や年代、火葬墓であることなどから文武天皇檜隈安古上陵の蓋然性が高いと考えられています。

公園にはいろんな草花があり、秋の代表格、ススキも!
Hさん、Yさんは写真好きらしく、この情景をいろんなアングルでシャッターを切って楽しんでいらっしゃいました。
さらに、ススキの下に咲いてたナンバンキゼルに、Hさん、Yさん、若ボン3人でカメラを向けて一生懸命(笑)
おかげで、一行から遅れたりすることも。でも、ポールで早足すれば追いつくことができる・・・・ポールのおかげです(笑)

ついに高松塚古墳へ到着!

ここでも高橋氏の幅広い知識と経験と裏話を聞き、ただ、訪れるだけでない面白さを感じてもらえたと思います。
古代史を勉強していれば、面白い古墳巡り。でも、そんなに知識がない・・・・そんな人も多いはず。そんな人も楽しめるよう、高橋氏の話は続きました。

高松塚古墳で休憩。
その後、文武天皇陵前を通って、いよいよ「於美阿志神社」へ。
その道でビデオ担当スタッフが畦で稲穂に隠れ(?)みんなを撮影。
それを見ていたみんなは、案山子だ〜と笑いながら手を振ったりと快適なノル歩を楽しんでいました。

田園の中を歩き、於美阿志神社に到着。


ここは檜隈寺跡があり、 国指定重要文化財の石塔婆もある。
この石塔婆は、もとは十三重であったが、現在は十一重しかなく、上の二重と相輪はなくなっている。現在の高さは4.3m。 平安時代後期の作品とのこと。


さて、ここからが彼岸花の道が始まる!

於美阿志神社から、キトラ古墳へ向かう農道の畦には彼岸花が咲く・・・・・・が、この日はまだ4分咲きぐらいで、蕾が多く、彼岸花の真っ赤な絨毯がお見せできなくてちょっぴり残念・・・・・(ToT)

みなさん、楽しんでもらえたのかぁ・・・・と写真を撮りながら心配になる若ボンです。

でも、この時期の景色。
重く実った穂をたれ、黄金と緑の中間色に朱の彼岸花がそれを取り囲むように畦を染める。
何度見ても、日本っていいなぁ〜って思う。

キトラ古墳は実は見所って言うほどのものではなく、古墳自体は保存のため見ることはできず、将来の話のネタに・・・・・という気持ちで話を聞き、その場を眺めているだけでした。
そこから、高取町の子嶋寺へ。

子嶋寺は平安初期には長谷寺と壺阪寺に次ぐ大和国の観音霊場として栄えていました。京都・清水寺は、子嶋寺二世延鎮と坂上田村麻呂により子嶋寺の支坊として開かれたので、親寺になるとか・・・・そんなお話が寺守さんから聞くことができます(拝観料400円)
でも、そんな時間もないので、土佐街道へ向かうことに。

この日は残念ながら光永寺の人頭石は公開されていないので見ることはできず、ゴール地点へ。

この地点は観覚寺遺跡がある。看板前で最後の話を聞いて、クールダウンして解散となりました。

みなさん、お疲れ様でした!

Hさん、Yさん、他みなさま、撮った写真で「ノル歩倶楽部で公開してもいいよ」と思う写真があれば、ぜひ倶楽部へ送ってくださいね。
ブログや通信で公開させて頂きます♪ぜひ、ぜひ、よろしくお願い申しあげます。

次はどこへ行きましょうか♪

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writer:若ボン